尊敬するお三人の先生方とは、たくさんの思い出があります。
杣先生には「私もやくざだけど、大川さんもやくざな人だね・・・」って、お声掛け頂いたのをよく覚えています。
ほめ言葉で言って頂いたと思っておりますが、杣先生も学者さんの世界では、変わったご研究をされた方のようです。
私も世の中90%以上が勤め人という日本で、サラリーマンからスポイルされ、自分で卒業したのか解らないけど、起業をしてしまいました。
そんなところが「やくざな・・・・」というお言葉を頂戴したのだと思います。
杣先生は、杣先生の先生である東大の水野先生の意志を受け継ぎ、免疫系薬剤、メカニズム、開発に一生を投じようと思われた先生です。
よく経済産業省の組合会議やLPSの研究会にご一緒させて頂きますが、驚くのは、杣先生はノートも見ず、細かい数値を全部、言ってしまう・・・・
覚えていらっしゃるのです!いつもびっくりします!
頭のいい人は、やはり頭の中身の構造が違うのかな・・・と思います。
「記憶力が衰えたよ・・」なんて、よくおっしゃいますが、若いときは
天才の数値、IQが180合ったようです。
以下は、稲川先生がニュースレターに、お書きになっている内容です。
免疫の話を優しく書いていますので、是非ご覧クダサイ。
国立大学法人 香川大学医学部 免疫システム学講座
教授 杣 源一郎 准教授 稲川 裕之 准教授 河内 千恵
第1回 自然免疫の話(2007年11月 創刊号より)
皆さん!おなじみひげ博士じゃ。LSIN創刊号とはめでたい。そこでとっておきの話をしよう。
そもそも、自然免疫とはなにか?けっして難しくはないぞよ!
人間は単細胞から進化したことは知っているじゃろう。その単細胞も生きていこうとすれば外敵から身を守らなくてはならぬ。単細胞の持つ外敵から身を守る仕組みそれが自然免疫じゃ。自然免疫は皆さんの体の中で進化の歴史をちゃんと残している。勿論皆さんには高度な免疫も備わっている。けれど自然免疫がきちんと働かないと高度な免疫もきちんと働かないことが分かっているのじゃ。自然免疫は体中にあるマクロファージという細胞が担っている。マクロファージはロシアのメチニコフという学者が100年前に発見したのじゃ。つまりマクロファージの力を強めると自然免疫の働きが盛んになるというわけじゃ。
出典:特定非営利活動法人環瀬戸内自然免疫ネットワーク発行ニュースレター
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