小学生の頃こんな歌をよく歌われたのを覚えています。
一つ二つはいいけれど
三つ三日月ハゲがある
四つ横ちょにハゲがある
五ついつでもハゲはある
七つ斜めにハゲがある
八つやっぱりハゲがある
九つここにもハゲがある
十でとうとうつるっぱげ
幼少の頃からM字ハゲがあった私は、
小学校6年の頃までこの歌で馬鹿にされていました。
13歳の頃には初めて薬局で売られている育毛剤を使い始めました。
その頃はまだ自分で買うのは恥ずかしく、3つ年下の妹に頼んで、
お店の人に聞かれたら「お父さんのだ」って言うんだぞ!
俺のだって絶対言うなよ!と入念に釘を刺して買って来て貰いました。
今でも置かれている第一製薬の「カロヤンS」と言う商品です。
それを使い始めたのがきっかけです。
中学の頃はそれで相当馬鹿にされましたが、
野球部で坊主だった事もあって高校時代はそれなりに乗り越えました。
高校卒業後、若者の間にアイパー(アイロンパーマ)が流行っていた時代、
少し髪の毛が伸びた私もあの髪型に憧れて何回かやったのですが、
今考えると遺伝的にハゲる体質なのに
頭皮にダメージを与えてしまったなと思います…。
社会人になり最初に勤めた会社が、これまた労働環境が厳しい会社でして、
パソコンも無い時代ですから、自分で取った注文の伝票も送り状も手書きで書いて、
扱う商品柄、冬でも暖房を掛けられない中で朝の4時まで指紋が無くなるくらい梱包作業をしたり、
忙しい時期には寝る時間が毎日30分位しかない程の激務でした。
一時は「ハゲないんじゃないかな」と思った事もあった髪が、この時の激務による過労やストレスもあってか
27歳頃には、合わせ鏡で見た時「あれ、薄くなってきたなぁ」と思ったのです。
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