毛髪を輪切りしてみると、3層に分かれています。
一番中心にある【毛髄質(メデュラ)】は、空洞になっています。ここに空気を通すことで、頭を熱から守ります。
毛質の外側には、【毛皮質(コルテックス)】があります。毛皮質は、細い繊維状のタンパク質(ケラチン)の束で、頭髪の大部分を構成しています。
この『ケラチン』は、【シスチン】というアミノ酸が、ケラチン繊維のつながりを結ぶことによって、髪の毛は、強さやしなやかさを持ちます。
さらに、毛髪の一番外側を覆っている物質が【キューティクル】です。キューティクルは、髪の毛の【艶(つや)】をつくるものとして知られていますが、実は、『シスチン』が結合し、 1/1000 mm のウロコ状の物質が、何層(3~10枚)にも重なりあって、毛髪の内部を保護しています。
毛髪を強く丈夫に保つには、この『ケラチン』と『シスチン』が、重要です。
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