抜け毛を気にし、見た目ばかりを気にしてしまいがちですが、本当に怖いのは、病気のシグナルとしての抜け毛があることです。
特に、女性の抜け毛は、女性ホルモンが関与していますので、女性ホルモンの分泌に影響を及ぼす、婦人科系疾患のほか、甲状腺疾患、貧血などの病気が隠れていることもありますので、注意してください。
◎貧血 血液によって運ばれる頭皮への栄養分が少なくなるため、抜け毛に繋がります。鉄分が不足すると白髪になりやすくなります。
◎婦人科系の病気 卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)や多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそう)は、抜け毛の原因。生理不順や生理痛、不正出血は、女性ホルモンのバランスが乱れている証拠です。髪の毛にも少なからず影響を起こします。
◎甲状腺の異常 甲状腺ホルモンは、毛母細胞を活発化させる働きがあるため、甲状腺の分泌が低下すると、抜け毛が目立ちます。抜け毛以外にも、顔のむくみや疲労感や怠惰感を強く感じるようになります。
◎薬の副作用 抗がん剤は、細胞の分裂を制御するため、細胞分裂を繰り返す、毛母細胞が影響を受け、抜け毛の原因になります。
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