最近の厚生労働省の調べによると、日本人の3人に1人は、なんらかの“アレルギー疾患”を持っているというデータがあります。
その中でも、“アトピー性皮膚炎”の有症率は7人~8人に1人の子供がアトピー性皮膚炎にかかっており、最近では大人も増加傾向にあると言われています。
免疫には、新たな抗原を認識する受容体を作り出す獲得免疫と、異物を識別して排除する自然免疫とに分かれます。
アレルギーは、獲得免疫の作用によって起こります。
獲得免疫には、ヘルパーT細胞によると、「細胞性免疫<Th1型>」と、抗体をつくる「体液性免疫<Th2型>」という2つのタイプがあります。
この2つがバランスをたもち病原菌を排除するよう働きます。しかし、アレルギー疾患に陥ると、<Th2型>が異常に多くなり、体の中で、アンバランスな状態が続くことで、様々なトラブルを発生させます。
このような状態を奪回するためには、獲得免疫をコントロールする自然免疫のマクロファージに影響を与えるLPSを摂取することにより、アンバランスを正常に戻します。
次回は、【ステロイドの投与にもLPSが効果を発揮する】
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